silly talk of pot

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生活保護について(生存権を求める京都デモのニュースを受けて)

ざっくりとした概要ですが

今月の1日に京都市において「生存権を求める京都デモ」があり
生活保護の利用者と支援者100人が路上から要求を訴えました
「バッシング報道の後遺症」などを訴えたりしているようなのですが
(※芸能人の家族の「不正受給」で、実際は不正はなく生活保護への偏見と差別をあおっただけだった事)
今回のデモの主張において
「たまには旅行に行きたいぞ」
「たまにはオシャレもしたいぞ」
「たまにはウナギも食べたいぞ」
と要求したことが話題になっている模様です

www.asahi.com

〈今回は辛い障害をお持ちの方を対象としてはおりません(そういった方々には障害者年金制度があるかとは思いますが)。あくまでも仕事を選ばなければ働き口は数多(あまた)あるのに働かず、長期に渡り生活保護を受給している人を対象に極個人的な意見を記した物ですので予めご了承下さい。〉

 

ワタクシ全くもって上級な生活など送ってやしませんが
万年腰痛 且つ ヘルニア爆弾を抱えてはいるものの
働ける状態ではありますので
今の仕事が無くなったとしても
何かしらの食い扶持(くいぶち)を得る事は可能だと思われます
したがって自分が生活保護の受給者になる事をリアルに想像したことはありませんが
人生何があるか分かりませんし
困窮の極みに直面せざるを得なくなった時を想像するにつけ
生活保護セーフティーネットとしての大事な役割を担う制度だと思います

と同時に思う事として・・・

不正受給などは言うまでもなく論外ですが
受給額における論争については
ギリギリの額になってしまうのは当たり前だと思っております

憲法25条「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保障する
受給額が多いだの少ないだの・・・この論争において大事な一文です

・健康な生活であるかどうか
・文化的な生活であるかどうか
・それが最低限度を満たしているかどうか

尺度は人それぞれであります
そして言わずもがな 税金で賄われる(まかなわれる)お金ですので
その金額は全国民の総体的な価値観に沿わないといけませんね

例えば ある人は50で またある人は100じゃないかというのであれば
真ん中の75ではなくて60~65ぐらいが妥当だと個人的には思います
何故かというと 極端な低額を主張する人は排除したうえで
なるべく低い金額にするのが妥当だと思うからです
25条にて「最低限度の生活を営む権利」が謳われていますが
「最低限以下」もいけませんが
「最低限以上」も同じくダメなんですよね
多少の幅はあるにせよ「最低限であれ」憲法にも謳われているのですから

で 今回の騒動で一際取り沙汰されたフレーズが
「たまには旅行に行きたいぞ」
「たまにはオシャレもしたいぞ」
「たまにはウナギも食べたいぞ」
申し訳ありませんが流石に苦笑いですよね
まずこの3点ですけど 「しなはれや!」と言いたいです

「旅行」すればいいじゃん
定義的には「別な空間に移動すれば旅行である」なんて検索結果もありました
究極的には徒歩だってそれなりの距離を移動すれば立派な「旅行」です

「オシャレ」好きなだけしなさい
というか毎日でもしなはれ
いや なんなら必ずしなさいって!!
就労してない場合なんかは有り余る時間を持て余しているワケで・・・
服だってフリーマーケットにでも行けば100円
いや 50円でだってゲットできる可能性もあります
「オシャレ」とは身なりを飾ることです
小さな髪飾り一つ付ければそれは立派なオシャレです
「たまにはオシャレもしたいぞ」
やりたい放題 し放題!
わざわざ声を上げていうことでは全くもってございません
というか大なり小なり毎日オシャレに気を使うのが普通です

「たまにはウナギも食べたいぞ」
世の中の多くの人にとって一番苦笑させられるのがこのフレーズでしょう
「僕もそう思うよ」としか言えない
オールドファッションのフレーズが思い出されます
0:34「変な例えだね 僕もそう思うよ~♬」

www.youtube.com


いや マジで変な例えですよ(俺の例えが一番変だけど・・・)
「たまにはウナギがたべたい・・・」誰でもそうだよ
そんなにしょっちゅう食べてないよ
1年に1回食べるかどうかの人なんてザラだよ
たまにはウナギが食べれちゃう人って「最低限度」ではないです

上記のような感想を持つのが一般的だと思うのです

こういったデモなどを見るにつけ
どんなに酷い(低い)金額が支給され
どんなに悲惨な生活を強いられているのか とても気になりますよね
ちょちょっとネットで調べてみました

まず基本的に賃貸に住むことになりますが
(不動産は売却して生活費に当てなくてはいけないので)
家賃は保証されます
その上で1人暮らしであれば家賃とは別枠で7万円(前後)は支給されます
この数字が多いと思うか少ないと思うかは人によるかと思いますが
これで病気になったらどうすんだ? とか
こっから税金を払ったら厳しいぞ? とか
かなり厳しいんじゃないかと想像されるかも知れません

がしかし!!

生活保護受給者には一般ではあり得ない程の特権があるのです
その数々がコチラ ↓

・医療サービス 無料(診療代、薬代、手術代等)
・親の葬式 無料(喪主限定)
・税金が免除され 無料(固定資産税や住民税 国民健康保険税等) 
国民年金保険料 無料
上下水道使用料 無料(地域により減免)
NHK放送受信料 無料
介護保険料 無料
介護保険サービス利用料 無料
・保育園の保育料 無料(しかも優先入園あり)
・資格取得費用 無料(支給限度額あり)

なんてたって医療費税金免除ってデカいですよね
そんで家賃も払ってもらって更に7万円・・・
「そんなら俺余裕で暮らせるぜ」
「今の俺の生活よりも全然いい暮らしができるぜ」
そんな声が聞こえてきそうです

ほんなら「文化的な生活」ってなんだ?って思いますよね・・・
図書館に行けば本を読むことも出来ます
読書なんて文化的極みですよね
スマホを持つことも自由です(電話ぐらいないと就職もままならないからね)
パソコンやタブレットもしかり
ですのでFREE Wi-Fiのところに行けばネットサーフィンだってし放題
YouTubeや各種SNSだってし放題
十二分に文化的です
公園を散歩する事だって健康的だし文化的
受給者がジョギングしたらダメなんて事もないし
ヨガをしたら受給資格剥奪なんてこともありません

憲法25条「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保障する


保障されまくり!
いや 最低限どころの話ではないですね(ある種違憲状態)

このような事と特別免除がある事を踏まえてると
一人世帯の受給額が住居費別で7万円って多くね?
減額も致し方無くね?(ある種違憲状態だからね)
って思ってしまいます
百歩譲って減額反対のデモをするにしても

「たまにはウナギも食べたいぞ」

ド厚かましいワっ! と思わざるを得ません
ダウンタウンの浜ちゃんに思いっきり頭どつかれてしまえばいいのに)

個人的な見解ですけど
「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」の特に「文化的」の中には
社会の中で労働なりで対価(お金)を得る事も含まれている
その対価で自力で生活する事が含まれている
そして税金を納める側にまわる事も含まれている

何故なら
憲法25条「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保障する
と共に
憲法26・27・30条には国民の三大義務「教育勤労納税
が掲げられています
ですので憲法25条を振りかざすのならば
同時に憲法26・27・30にある三大義務も当然守らなくてはなりません
こういった事をせず
ただ働きもしなければ自給自足でもなく
何もせずに「憲法25条じゃ!生活保護よこせ!」には閉口です
そんで言うに事を欠いて「ウナギも食べたいぞ」って・・・
そう思うならば早く生活保護受給者の立場から脱却して
晴れて自分で稼いだお金で堂々と腹いっぱい好きなだけ食べなはれや

掃除したくない
洗濯したくない
家事なんて何もしたくない
労働だって一切したくない
好きな音楽を聴き続けていたい
ゲームだけやっていたい
たたボーっとしていたい
そうやって1日を過ごして それを一生続けたい

もしこんな奴がいれば こんなのは逆に文化的ではないし健康的でもない

なので そういった生活を送るという選択をする事は自由だけど
当然 生活保護の対象ではないです

あくまでも生活保護費を賄う側(税金を納める側)を目指していく事
それを約束するという前提で支給されるべき

そしてその額は最低限になるのは当然の事
先にあげたとおり
税金免除
医療費無料
葬式代だって支給される
家賃も別枠固定で支給される
その上で1ケ月に7万円の支給がある

子供の学費を捻出しつつ
親の介護もしながら重労働でストレスも多い中
歯を食いしばって馬車馬のように働き
当然 趣味の時間など一切とれず
ウナギなんてどうあがいても夢のまた夢
そんな人もいます

もし「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を声高に叫ぶなら
こういった必死に頑張っている一般人に対しても同等に扱うべきです
同等というよりも 税金を納めているという観点でいうと
優先的に助けるのがスジではないかと思います

最低限にも下限があってそこに足らないのはいけませんが
ギリギリの生活でも赤の他人様の援助で暮らせていけていることに感謝しなければいけません

しつこいですけどもう一度ご紹介

「たまには旅行に行きたいぞ」
「たまにはオシャレもしたいぞ」
「たまにはウナギも食べたいぞ」

こんなスローガン叫ばれてもねぇ・・・皆さまはどう思われるのか・・・

好きで生活保護を受けてるワケじゃない とか
働き口が見つからないんだ とか
こっちだって必死なんだ とか

まあ色々な言い分もございましょう
でもね
無償で恵んでもらえるという形式のこの制度に対して
もっと感謝をすることが先

みんなそれぞれ必死に生きているのだから

先にあげた1人暮らしの支給額で言えば
現状 家賃抜きで約70,000円ですけど
個人的には45,000~50,000が妥当だと考えます
医療費免除税金免除デカいからね

今回はあまりにも馬鹿げた事を宣う(のたまう)デモだったので
取り上げてみました

正直 自分で自分の首を絞めているというか
受給者側からも「馬鹿な事すんな!」という声さえ聞こえてきそう・・・

全然違う見解の人もいるでしょう
こういった価値観を受給者イジメと取る人もいるかも知れない
それは人それぞれの価値観だからどう思っても自由です
からし「ウナギも食べたいぞ」って言っても当然自由ですけど
「アホな事言いなさんな」と言われるのは必至でしょう

こんなデモやっている暇と元気があるなら日雇いバイトでもすればウナギが食べれるってもんです

 

以下 参考サイト

 

生活保護の暮らしぶりは?どんな生活を送っている? | 生活保護を学ぼう

 

生活保護だと無料になるものや支払いが免除になるもの一覧 | 生活保護を学ぼう

 

生活保護の最低生活費は一人暮らしだといくらになる? | 生活保護を学ぼう

 

生活保護のメリット・デメリットをわかりやすく解説します | 生活保護を学ぼう

 

生活保護受給者がしてはいけないことは?罰則などはある? | 生活保護を学ぼう