silly talk of pot

ゴルフをメインに日々感じ思った事を徒然と書いたり書かなかったり...

女子テニス ボール痕(ボールマーク)消す!?

またまた女子テニスで物議を醸している事象がありました。

WTAツアーのハンガリアン・グランプリでの1回戦。

世界ランク45位の張帥(ジャン・シューアイ/中国) vs 548位のアマリッサ・トート(ハンガリー) での事。

ネット上でよく見かける記事の内容をまとめると、
第1セット 5-5の15-15でジャン・シューアイの放ったフォアハンドのクロスがサイドライン付近のきわどい場所にバウンドするも審判のコールはアウトでした。
クレーコートなのでジャン・シューアイはボールマークをチェックするように主審に要求し、主審はボールマークをチェックするも判定はアウトで変わらず。
それでも納得がいかない様子のジャン・シューアイは約5分間もの間執拗に抗議をし続けました。結局、判定は覆らずに試合を続行させられます。

 

15-30から次のポイントもジャン・シューアイは失い15-40になったところで、アマリッサ・トートが問題とされている行動をとります。

 

15-40でデュースサイドからのサービスの前にアマリッサ・トートが前の前のポイントのボールマークを靴底で擦って消したのです。
その行動を見たジャン・シューアイはネットに駆け寄りアマリッサ・トート本人にその行動に対して異議をまくしたてました。ジャン・シューアイ側のコーチ陣も同様に異議をまくし立てました。
ジャン・シューアイ側いわく「スーパーバイザーにボールマークの確認を求めていた」とのこと。

いやいや、ボールマークを確認しての判定に納得がいかないからといって、いちいちスーパーバイザーを呼んでいたらキリがありません。そんな権利はないのです。審判が下した判定はそれで決まりなのです。そんで次のポイントもプレーしちゃった後にどうのこうの言っても意味無いのよ。
んで、試合は再開されてゲームを落したジャン・シューアイはゲームカウント5-6としてベンチに戻って休憩するも、最初の抗議中から観客はジャン・シューアイの執拗な抗議に対してブーイングを浴びせていて、そのせいもあってか過呼吸を発症してしまったジャン・シューアイはプレー続行不可能を申し出て棄権により試合終了となりましたとさ。。。

 

ここで我思う。
ジャン・シューアイのマッチポンプじゃね?
もう完全に独り相撲。

 

なんかマスコミもタチが悪くて、主審が審判台から降りてきてボールマークをチェックし、再度アウトの判定をしたあとにアマリッサ・トートがすぐにボールマークを消したように書かれている記事もあったりで悪意しか感じられませんが、今回の事ってハッキリ言って至って普通のことなんだよね。

きわどいボールの判定でポイントを失うコールをされた選手は、クレーコートならばボールマークの確認(その他のコートならばホークアイという判定システムで確認)して判定が下されます。今回もその通りに行われています。
その後に異常な行動をとったのはジャン・シューアイのほうです。その確認後の判定に対して5分もの間抗議をするというのが超異常なのですよ。
場合によっては1分の抗議だとしても速やかにプレーを再開するように命じられ、したがわなければ警告を喰らう事でしょう。5分は長すぎますって。
対して問題とされている「ボールマークを消す」という行為ですが、そのポイントの審議中に消したのならば証拠隠滅でまさにアンビリ―バブル!!ですが、そのポイントはアウトで決着し、次のポイントも消化して、問題のポイントの次の次のプレーに入る前に消しているのです。
しかもそのボールマークは丁度サービスが来そうなコース付近にあるので、そのまま残しておくと紛らわしくなる可能性があるものでした。アマリッサ・トートも紛らわしいから消したと言っています。この紛らわしいボールマークを消すという行為もクレーコートでは慣例上よくある事なんです。実際のボールマークでは無くて元からある別のボールマークを指して間違った抗議が行われてしまう事を避ける為ですね。

と言う事で、アマリッサ・トートは何ら後ろ指を指されるような事はしてないと思います。
まずおかしいのはボールマーク確認後の判定に対して5分もの間執拗に抗議をするというスポーツマンシップのかけらもない行動をとったジャン・シューアイ。
次におかしいのは主審。5分間も抗議させちゃあいけません。観客も対戦相手もたまったもんじゃあありません。
そして丁度サービスの来そうな所のボールマークを消すことは普通。
1ポイント挟んでの事でボールマークを消されたからと言って騒ぐのはおかしい。
コーチ陣も一緒に騒ぐのも同様にアホ。
自分でブーイングをあびるような行動を散々しておいて過呼吸になるってさ・・・何してんのよ?という感じ。
アマリッサ・トートがした行為で唯一いただけなかったのは棄権を申し出たジャン・シューアイと握手を終えた刹那、バンザイ小躍りした事ですね。いくら超格上に勝利が決まった瞬間だとはいえ完全に未熟な行動だったと言わざるを得ませんね。

そんでよくわからんけど選手仲間でもジャン・シューアイを擁護し、アマリッサ・トートを非難しているのが意味が分かりません。

繰り返しますが、
確認後のインorアウトの判定に5分間も抗議をしてはいけません。
主審ももっと毅然とした態度で抗議をやめさせ速やかにプレーを再開させないといけません。
次のポイントをプレーした時点でもうそのポイントに対しては認めた事になります。ましてや次のポイントさえも終わった後に消されたボールマークの事でイチャモンつけてはいけません。
そしていくら喉から手が出る程に勝利という結果が欲しかったとしても、相手の棄権による勝利の場合は嬉しい気持ちを胸にしまってコートを後にしないといけません。

それだけのことですね。