silly talk of pot

ゴルフをメインに日々感じ思った事を徒然と書いたり書かなかったり...

一連の飲食店での迷惑行為動画について

各方面で多数の意見が聞かれますね。
大方が「謝って済む事ではない」という類いの意見です。
私もそれはそうだと思います。
事実、私も回転ずしに行く気がなくなりましたから。(思い出されて気持ち悪い)
株価の下落等が騒がれているとおりで、お店側やひいては飲食業界の損害は計り知れないです。
本人や親が中東の大富豪で、ポケットマネーから実際の賠償にプラスして施設の改善が出来るぐらいの資金供与(500億ぐらい!)をしてくれるならば「今回は本人も重々反省されているようなので」と穏便に済ますのも無くはないですが、只々「まだ高校生なんだぞ」とか「更生すればそれで良い」というワケには行けませんよね。
「ほんの出来心で他人の家に火を着けて全焼させてしまいました(人は死んでない)」と同義で、「更生すればそれで良い」なんてワケないのです。

そんな事を思う時に浮かんできた事は、
SNS投稿の危うさ」を「義務教育の中で口酸っぱく教える事が大事」
なのではないかということです。
今や誰しもが所有しているスマホ一つで、ちょっと考えられないくらい異次元に重大な責任を負う事が簡単に起きてしまうのですよ。

自分の人生はおろか、家族全員の人生をも一気に最悪の物に塗り替えてしまう・・・
昨日まで平穏無事に暮らせていた一家が突如地獄に突き落とされてしまうといった事が「本当にあるのだ」としつこいぐらい啓発する事が教育の場で必要になっているのではないかと思いました。

「ノリで」とか
「ちょっと面白いと思って」とか
「目立ちたかった」とか
「『いいね』を稼ぎたかった」とか
「むしゃくしゃしてたから」とか
「カッコイイと思った」とか
「ちょっと調子こいちゃっただけ」とか

本当に他愛もない動機で、いや動機にすらならないような軽い気持ちで、あのような動画を撮影してしまい、SNSに投稿し、そして拡散された。

それはあたかも、ソフトビニール製のおもちゃの刀を振り回していたら、気が付いたら本物の日本刀に一瞬で変わっていて、無残にも人を切り刻み、残虐に殺害してしまっていたかのように、「SNSに投稿するという行為」は大変なリスクを孕んでいるので「本当の本当に重々気を付けなさいよ」ということなんですよね。

動画撮影すること如何に拘らず、やって良い事と悪い事の線引きを真面目に教えなくてはいけない時代なのだと思うのです。

時代は流れ、取り巻く環境は変わってきました。
例えば「お店や公共交通機関でハシャギまわっている子供」に対して「知らない大人でも当然に注意する」という昔の風習が、モンスターペアレンツ等の影響か「教育者(先生)でも注意出来ない」という状態に移り変わり、最近では「親も放置している」という嘆かわしい状態を良く目にします。

だからこそ、義務教育の現場で専用の時間と場所を作り、「普通なら言わなくても分かるだろうよ」レベルの事から、「コレは良し・コレは駄目」をやらねばならなくなってきているのかも知れない。
今回の事も【家庭内で相手が許すなら「アリ」だけど、一歩外に出て見ず知らずの人に影響が及ぶ場合は「絶対的にナシ」なんだよと。大事件になってしまうんだよと。こんなことで「一生が台無し」になる事が現実として起こり得るのだよと。】こういうことをしっかりと理解させないといけないと思います。

今回のペロペロ君の素性を知りませんが、「普通」の範疇の未成年だと思うのですよ。その「普通の子」が現実にやらかしてるワケですからね。

ですので、もはや行政が先導して制度を構築し、教育の現場に落とし込まないと、ペロペロ君のような悲劇・惨劇が繰り返されるのだろうと思います。

(まあ、それでも「それを理解した上でやる」ウジ虫みたいなのが生まれるくるのでしょうが、事件の頻度は抑えられるのではないかと思います。)