eスポーツはスポーツなのか eスポーツに違和感
コレ関連の記事でちょっと面白いフレーズに出会いました。
“『マキタスポーツ』がスポーツではないのと同じで、
スポーツと付いているけどスポーツではない。“
ですって。笑笑笑笑笑
単純に「言葉」ということでしょうか。
(マキタスポーツの顔が思い浮かんじゃって もう・・・泣)
バガボンドという漫画での柳生石舟斎の名言
「天下無双とは何か・・・か 武蔵よ 天下無双とはただの言葉じゃ」
と同じ理屈で『ただの言葉』なんだと思う。
黒田カントリークラブも
ゴルフ場ではないですからね。
いや、それは分かっちゃいますがね。
時に、「eスポーツに違和感を感じる問題」でよく対比されるのが「モータースポーツ」。
頑張っているのは「車」じゃないか!
人間はただ座ってコントロールしているだけじゃないか!
ってことはコンピューターゲームと同じじゃんか!
言いたくなる気持ちも分かりますよ。
私個人はモータースポーツは完全にスポーツと思っていますけど。
(独断と偏見ですがなにか?)
【衝撃!】F1ドライバーの過酷な世界 - YouTube(←リンク)
ドライバーの大変さを解説している動画です。
Ayrton Senna / Suzuka ONBOARD =MP4/5=MP4/6=MP4/8= - YouTube (←リンク)
画面も揺れてるけど、セナの頭も相当揺れてるよね。G・空気抵抗・路面の凹凸等で2時間常にこの状態。
ハンドルはパワステ無しの重ステ。あの太さのスリックタイヤでゴムがベトベトの状態の半端ないグリップ力で、あの小さな直径のハンドル。ハンドルが持っていかれるのをずっと修正舵を当て続けている状態。今みたいにパドルシフトじゃないからシフトチェンジ時は片手状態。素人は1周たりとも腕がもたないぐらいハンパ無い重さの状態で300kmから70kmまでの急な加減速のGに耐えて正確なタイミングで正確にマシンコントロールしている。
Monte Erice 2020 cronoscalata - Giuseppe Giametta - YouTube(←リンク)
↑これは何のカテゴリーだか分らないけれどもはやクレイジーレベルだよ。ヒルクライムを全く感じさせないとんでもない加速感と死と隣り合わせ感がハンパ無い。ゲームで「あら!やられちゃった・・・」じゃ済まされないリアルがそこにあるよね。
ダメ押しでご紹介。
一般人がF1マシンに乗るとこうなる - YouTube(←リンク)
特注2人乗りマシンなのでデチューンされてるし、何よりかなりの安全走行でこの状態ですからね。
ゲーム大会でよく見かけるヒョロヒョロの青年やプヨプヨお腹の色白君がただ同乗する事もままならない乗り物なんですね~。
相当フィジカルを鍛え上げないと乗りこなせない乗り物なんです。
かなり異常な程に頑張っているんです。
アラン・プロストという有名ドライバーの訓練では、コックピットに座った状態で両サイドにロープがついているヘルメットをかぶり、片方のロープを大人3人がかりで綱引きの如く全力で引っ張るのに対して、首の力だけで角度が1度たりとも傾かないように「唸り声をあげながら」耐えるという変態極まりないトレーニング映像を観たことがあります。これを左右やってました。
えぇ~、「コンピューターゲームと同じではありません」。
まあそこまでのトレーニングが有る無しに拘わらず、ここで大事なのは「人間がそのものと同化(に同乗)しているか?」ってことかな。
昔よくタミヤRCカーグランプリを観てたけど、
あれってスポーツじゃないよね。
機体が走行しているのとは別の場所の高みからプロポで操縦している状態。
コンピューターゲームはまさにこの状態。
ラジコンはまだ現物が実際に走行しているだけリアルではあるよね。
仮想ではないから。
まだラジコンの方がスポーツっぽい気がする。
竜巻旋風脚のようにクルクルと回転して竹トンボのように浮遊しながらゆっくり平行移動する人とかまずいないし、
ダルシムの手足が伸びる攻撃なんか現実的にありえへんでしょ。
【猫ひろし】ギャグ100連発 - YouTube (←リンク 2:32あたり)
波動拳を実際に出せたら「兆」稼げるよ!いや、マジでホントに
リアルではないモノでそこまで感動するかね?と思うワケです。
ゲーム自体は好きだから、ストリートファイターの大会のTV放映がやっていた時には興味深く観ましたよ。
実況が絶叫している様子が不自然でドラックでもやってるのか?
と思う程でした。
「狂気の沙汰」といいますか。。。
例えばストリートファイターが「スポーツ」で、オリンピック競技になるのだとしたら、
その前に現実の人間同士が競い合う総合格闘技とかがまず先だろうよと思うワケです。
先にちょっと出たけど、『リアルか』はとても重要だと思う。
コンピューターゲーム上の野球ゲーム大会が存在したとして、反射神経の向上や日夜の選手育成、戦略等を突き詰めてスーパースター選手を作り上げ、指先に全神経を集中して全打数ホームランを打ち、投げてはパーフェクトを達成して優勝しようとも、
現実の大谷翔平君が世界中の人々に与える感動とは
雲泥×数百億の差があって、
比べるのも失礼な程なワケよね。
ゲーム上でその選手を造り上げ、ハイパフォーマンスを繰り出すのにどれ程の血の滲むような苦労があったのかは問題ではないんだよね。5年苦労しようが10年鍛錬しようが関係ないんだよね。
『リアルなのか?』で比べるまでもない程の優劣がついちゃってるワケだから。
フォートナイトでビクロイ獲ったど~!
って数人のチームでハイタッチしていた。
そんなゲーマー大会のTVを観たことあるけど、感想なんて無いよ。。。
「凄い瞬間に立ち会えた」なんて微塵も思わなかったな。
ボクシングが好きで井上尚弥選手の大ファンだけど、
同じ時代に存在してくれている事に感謝すら込み上げるよ。
ゴルフで言えばタイガーなんかも。
コンピューターゲームで名前を言えるのなんて高橋名人ぐらいだよ。僕らの世代は。下の名前なんか知らねーし。(3284TVの三觜さんと似てる気がする)
eスポーツはスポーツでは無く「eスポーツ」
では「eスポーツ」は何なのか
それは「コンピューターゲーム」
「コンピューターゲーム大会」ではクールじゃないから
「スポーツ」という響きに「縋り付いた」ワケですね。
それもなんか安直だよねぇ・・・
情けないというか・・・
ゲームやってそれに誇りを持っているのだとしたらよ
逆にゲームやっている人達から
スポーツなんて言葉を使ってくれるな
って声が上がらなくてはおかしいんじゃないのかね?
俺たちはスポーツ選手じゃねぇんだ!
ゲーマーだ!ってね
まあ結論としては『リアルなのか?』が
出川のてっちゃん並みに大事ということですかね。
マジでリアルガチに!
将来的にオリンピック競技に!なんて声もチラホラ聞くけどさ、
例えば「FIFA21」と「サッカー盤」は両方ゲームだけど、「サッカー盤」の方がまだ現実なだけオリンピック競技に相応しいと感じますな。
これは流石に極少数派か。。。
ってか
絶対的に両方相応しくないけどね。
はぁぁぁ~いっ!(byジャンポケ斉藤)
追記
F1の大変さをまとめた動画を発見したので張り付けておきます